排泄トラブル  原因と対策

尿もれ 排尿障害などの排泄指導に関わる作業療法士の立場から記事を作成していきます

尿トラブルセルフチェック

尿トラブルの原因や症状は様々

 

尿トラブルには大きく分けて

蓄尿障害排尿障害

に分けられます。

 

蓄尿障害は、膀胱におしっこをためておくことが

困難な障害で、頻尿や尿もれの原因となり、女性に多く見られます。

 

一方、排尿障害はおしっこを排出することが困難な障害で

残尿感や頻尿が引き起こし重症化するとおしっこが出なくなる

尿閉といった症状が出現することもあり、男性に多く見られます。

 

ここでは、蓄尿障害に関するセルフチェック方法を載せますので

ご自身の、「尿トラブルのタイプ」を把握してみましょう。

 

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腹圧性尿失禁

概要

出産や加齢、肥満などにより骨盤底筋や尿道括約筋(尿道を締める筋肉)が弱くなり

膀胱の重みに耐えられずに、くしゃみや咳などに誘発されて引き起こる失禁

対処法

・骨盤底筋を鍛える

・内服

・手術

切迫性尿失禁 

概要

膀胱が過敏な状態で、ストレスや体調により不随意に膀胱が収縮しようとし、

尿意切迫感を生じて、トイレに走っても途中で間に合わずに失禁してしまうこともある

対処法

・骨盤底筋体操

・内服

・行動療法(排尿日誌の記載など)

・膀胱訓練

混合性尿失禁

概要

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を併発した状態

対処法

・骨盤底筋体操

・内服

・行動療法

・膀胱訓練

 

以上のように大別できますが、膀胱や尿道以外の問題により失禁が出現していることもあるので、まずは泌尿器科に受診することをお勧めします。

 

しかし、まずは自分でトレーニングして様子を見てみようと思う方は、骨盤底筋体操や膀胱訓練などを実践してみるのも良いでしょう。

 

 

30歳以上の3人に1人

30歳以上の3人に1人

尿もれや頻尿などに悩む人は非常に多くなっています。

特に女性では30歳以上の3人に1人、出産経験者の約4割が

尿もれを経験していると言われており、尿もれは

中高年の女性にとってよくあるトラブルといえます。

 

一方、頻尿は男女を問わず加齢とともに増加します。

頻尿とは、

 

おしっこの回数が日中に8回以上、

次のおしっこまでの間隔が2時間以内で

昼間頻尿

 

夜間におしっこに行く回数が2回以上で

夜間頻尿

 

と診断されます。

 

寒い日や、緊張する場面など、状況によっても

排尿に影響を与えますが、尿もれや頻尿を気にして

映画や旅行に行くのをためらい、外出自体が

億劫になったり、ひどくなると日常生活にも

支障をきたします。

 

放置していても命に関わるものではないので、

多くの方は、恥ずかしいから受診を避けたり、

オムツやパッドで対処して生活している方が

多いようです。

 

確かに親しい友人であっても、なかなか恥ずかしくて

相談しづらいですし、「歳のせいだから仕方がない」

とあきらめてしまうのも仕方ないですね。

 

しかし、尿もれや頻尿のトラブルは筋トレなどの

訓練によって、薬に頼らずに自分で予防や改善できるものも

少なくありません。

 

まずは自分の症状を把握することが大切です。

 

 

 

DA-SU という欲

DA-SU =排泄物を「出す」であり、

人が生きていく上で必要不可欠な生理的な現象です。

 

人の欲求は大きく2つに大別できます。(色々な分け方がありますが…)

生理的欲求社会的欲求に大別されます。

 

生理的欲求

・空気を吸いたい

・食べ物を食べたい

・エッチがしたい

・排泄したい

・暑さ寒さから避難したい

・怪我をしたくない

などの臓器発生的欲求に関連する肉体的な欲求

 

社会的欲求

・お金や財産が欲しい

・他人よりも優れていたい

・尊敬されたい

・軽視されたくない

・嫌な奴に意地悪したい

・集団に加わりたい

などの心理発生的欲求に関連する精神的な欲求

 

以上のように分けられます。

 

このブログでは特に、排泄したい欲を達成するために出来ることを

臨床で得た知識と経験を元に、紹介していきます。